昭和の香りたっぷりの良書 – おふろやさん

裸の幼女が裸の男性がいっぱいの場所へ連れ込まれるお話です。最近お気に入りの良書。

おふろやさん (こどものとも傑作集)
西村 繁男
福音館書店
売り上げランキング: 26,025

 あっちゃんがお父さんとお母さんと赤ちゃんといっしょにお風呂屋さんへいくお話。文字は最初のページにしかありません。数行です。でも、本全体を通して言葉に溢れています。

絵はほのぼのしていながら、詳細にわたって昭和の雰囲気を惜しみなく伝えるすばらしいものです。

お風呂屋さんの入り口で女湯男湯別れて「またあとでねー」をして、あっちゃんはお父さんと一緒に男湯へいきます。

お 風呂屋さんにはいると、靴をぬいでロッカーにいれ、番台でお金を払います。脱衣所にはお友達もいました。足の悪いお父さんをおぶってきた息子さんとか、脱 衣所の隅の喫煙所(!)で足袋をはきながら雑談するおじさんもいます。お風呂で泳いではしゃいでおじいさんに「こらー!」と怒られる少年たちや、石鹸を忘 れて「こりゃどうも」と人から借りる人。入れ墨だらけのおじさんの方を見てにやにやする少年たち。壁越しに「そろそろ上がるわよー」というお母さん。

お風呂屋さんの前で待っている女性。出てきた男性。入り口のそばには焼き芋屋さん。お風呂をでたら空が暗くなっていました。

文字はなくとも、そこで交わされている言葉が見えるんです。時間の経過も見え、空気の匂いも感じるみたい。あったかいほのぼのした良書です。

煙 草吸っている人や入れ墨の人、男湯に女の子がいることや、おちんちんもおっぱいもみんな描かれていること。まぁ、昭和的日本文化に理解のない人とか、どこ かの国の人から見たら「What?」な内容ではあります。だって父親が自分の娘をお風呂に入れたら虐待になって娘が施設に入れられちゃうのが普通の国に とっては、こりゃもうポルノの域でしょう。多数の裸の成人男子のなかに裸の幼女をなげこむわけですからね….

繰り返しますが、良書です。おすすめします。

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