たべっこどうぶつをムスリムの友人に食べさせそうになった話

「ぎゃっ! あなたはこれ食べちゃダメ!」

我が子から受け取った「たべっこどうぶつ」を今まさに口の中に放り込もうとしていた友人の手から、そのちいさなうしさんの形のビスケット、COWとかいてあるそれ、を奪い取った。

間一髪とはこのことか。

奪われた友人はきょとんとしている。私は我が子がハサミできりきざんだ「たべっこどうぶつ」の箱を握りしめていた。漫画にしたらすごい形相で肩を怒らせながらはーはー息をしているかんじだ。

別 の友人から貰った「たべっこどうぶつ」を、「はいどーぞ!」といいながら人に配っていた我が子。私もそれを微笑ましく眺めながら、ふと原材料を確認する。 本来なら娘に与える前に確認すべきだったのだが、子供向けのビスケットだし、変なものは入っていないだろうと勝手に思っていた。

が、違った。

なんと「たべっこどうぶつ」には豚肉由来のショートニングが使われていたのだ。そして、その時目の前にいた友人はムスリム。奪うしかない。

ちなみにたべっ子どうぶつの原材料は、小麦粉、砂糖、植物油脂(パーム油)、ショートニング(豚肉由来の原料一部使用)、マーガリン(乳・大豆由来の原料一部使用)、メープルシュガー、バター、メープルシロップ、食塩、イースト、膨脹剤、カラメル色素、炭酸カルシウム、着色料(カロチン)、香料。
こ の事件がきっかけでちょっと調べてみると、なんと日本製のクッキー、ビスケットの類いには獣脂由来のショートニングが使われているものが多いということを 知った。それだけでなく、日本の食品は何かしら肉エキスが入っていたり、肉由来のなんかがはいっていたりするのが沢山ある。

イスラム教徒は豚以外の肉でもイスラムの作法に則って殺されていなければ食べられないので、普通に日本で売っているお肉はだいたい食べられない。さらに、アルコールもダメなので醗酵食品やアルコール消毒された環境で製造されたものもダメと言う人もいるらしい。

件 のムスリムの友人にはお世話になっているので、なにか贈り物やお土産を、と思うのだが、こうして見てみると一体何をあげていいものか、と悩んでしまう。ア ルコール消毒がいかんとなると、一般的な製品はほぼ全滅である。結果ハラールマークのあるものだけにしておくのが無難なんだろうが、日本の場合それもなか なかない。今住んでいる国では日本よりはムスリムはずいぶん多いが、例えばデパートの生菓子とかちょっと手みやげに買おうとしても、本当に大丈夫なんだろ うかと思い始めるとどうしてよいか悩んでしまう。

日本へ行った際には日本のお土産を、と思うが、日本の食品の原材料の記載は実におおざっ ぱだといつもおもう。原材料なのに加工品の名前が並んでいるし、〇〇等、とまとめられていることも多い。ムスリムでなくとも、食べ物について気にしている 人はなんだかよくわからん、と思っている人も多いのではないだろうか。

教訓。原材料の表示は、子供に与える前にちゃんと見るべし(そうしているつもりだったけれど最近だいぶ甘くなっていたので反省!)

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