心を落ちつかせる術をもつこと

今朝、お風呂場でわからんことを言いだす我が子に、怒鳴り散らしてしまった。当然ちいさい人は大泣き。わたしは、どなりちらしている自分がいやでいやでしかたなく、先にお風呂場を出て深呼吸をした。

ベッドに座って落ち着こうとしていると、ちいさい人の鳴き声が止んでいるのに気づいた。耳を澄ましていると、シュッシュッシュ、とブラシでバスタブをこする音が聞こえる。ちいさい人は一生懸命、バスタブをこすっているのだ。

しばらくこすってから、「おわったー!」と一言。ちらっとお風呂場をのぞくと、こんどはTシャツを洗っている。あらってあらって洗って、「おわったー!」。

お風呂場をのぞくと笑顔のちいさい人がいた。

わたしは、人間として、このちいさい人を心から尊敬した。そして自分の未熟さを恥じた。彼女は自分の心を落ち着かせる術を知っている。一心不乱に手を動かして作業することで訪れる心の静けさを知っている。その静けさを得るために、手を動かせばいいのだということを知っている。

わたしは、ちいさい人に謝った。ごめんなさい、怒鳴ってしまってごめんなさい。ちいさい人はにこっと笑って、どうしておこっているの? ときく。

どうしてだろう。たぶんホルモンのせい。あなたのせいじゃない。叫ばないように気をつけます。もし叫んだり怒ったりしたら、注意してね。

わたしは、このちいさい人を尊敬している。

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