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“Carrots of many colors” by Stephen Ausmus – This image was released by the Agricultural Research Service, the research agency of the United States Department of Agriculture, with the ID K11611-1 (next).
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こんどはニンジンです。
ニンジンがPMSに良いと言っても、良いのはそのビタミンだとかではありません。食物繊維です、それも、生のニンジンの食物繊維は、消化されにくい、それがポイントのようです。
どういうことか、というまえにまずはPMSの原因とされるホルモンのお話。
さて、女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがありますが、生理開始から排卵まではエストロゲンが優位ですが、排卵期にエストロゲンががくっと落ち、プロゲステロンのほうが優勢になるのがバランスの整った状態、のようです。しかし、この排卵期のあとにもエストロゲン値が下がりきらずに、エストロゲン過剰である状態になることがあり(エストロゲンドミナンスというらしいです)、これがPMSをはじめとする様々な女性の不調の原因のひとつとなっている、らしいのです。
ところで、なんでエストロゲンが落ちないのか、と言うと、どうやら私たちは自分の体内で作るエストロゲンの他に、食べ物や環境ホルモンからエストロゲンそのものやエストロゲンっぽいものを過剰に摂取しているようなのです。食肉、乳製品、化粧品、農薬、プラスティック容器。現代に生きる私たちは、エストロゲンの海のなかでぷかぷか浮いているようなもの、らしいです。
じゃあ、この過剰に摂取してしまったホルモンを吸収しないで排出してしまえばいいじゃない。それが、この「1日一本生のニンジン」なのです。
Dr.Ray Peatという生理学者の方がこの方法をすすめています。
腸内のバクテリアからの内毒素やその他の成分は、甲状腺炎を含む免疫系の問題に関わっている (Penhale and Young, 1988)。生のニンジンのような”消化されにくい”食物繊維を、マイルドな殺菌効果のあるもの、例えば酢やココナッツオイルと一緒に摂取することで、免疫系に負担をかけることなくホルモン環境を整えることができる。
生のニンジンに腸が慣れるまでに数日かかるが、この消化されにくい繊維は腸を保護する役目がある。同様に消化されにくい、煮たタケノコも同じような効果がある。これらの繊維を数日間摂取することで、腸内でのエストロゲンの再吸収を抑え、コルチゾールとエストロゲンからプロゲステロンとタイロイドへとバランスを変化させる。オートミールやポテトも食物繊維を含むが、問題はこれらがバクテリアの好物であることだ。バクテリアからの内毒素が慢性的に肝臓への負担をかけ、甲状腺ホルモンやその他のホルモンを正常に分泌するために必要な糖分の蓄えを奪ってしまうことが、ホルモンバランスの乱れの基本的な原因であることが多い。
つまり腸内のバクテリアにえさを与えない消化されにくい食物繊維である、というのがポイントのようです。
実際どんな効果があるのかと言うと、
野菜の繊維とエストロゲンの間には興味深い関わりがある。私自身、生のニンジンを日常的に食べることによって、偏頭痛から解放された。その経験からニンジンの繊維には腸を保護する役目とアンチエストロゲン効果があるのではないかと考えはじめた。偏頭痛を含むPMSの症状に悩まされている女性達の”ニンジンダイエット”の前後の血清エストロゲン値を調べたところ、ニンジンは彼女達のエストロゲン値を立った数日のうちに下げ、そしてPMSの症状から解放された。
エストロゲンが多すぎるというのが原因だとすると、それを排出してくれるニンジンによってPMSが収まったそうなのです。私も一時、すごい偏頭痛に襲われたことがありますが、あれもPMSだったのか…
ところで生のニンジンにはアスコルビナーゼというビタミンCを破壊する酵素が含まれているようなのですが、これまた酢や油と一緒に摂取するとその酵素の働きを抑制するらしいのです。
というわけで、生のニンジンをココナッツオイルとリンゴ酢で和えたサラダが最強のPMS対策フードなんじゃ? と思い早速作って食べました。ココナッツオイルもリンゴ酢もPMSによいとされる食品です。
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エストロゲン過剰気味なんじゃないかと言う方は試してみる価値があるかもしれません。エストロゲンが本来あるべき量より多くて困るのは成人女性のみならず、子ども、男性など本来エストロゲンがあんまりあるべきでない人たちも含みます。
ブラックストラップモラセスによる栄養補給は毎日の基本になっていますが、ニンジンも追加してみようかな、と思っているところです。

