愛着について考えること度々

なるtogetterを見て、元の記事「松本人志、ハーバード大が75年と20億円を費やした研究結果に呆れ「わかっとるわい!」」を読んだ。

ハーバード大学は最近、「どのような男性が将来性があり仕事で成功するのか?」という研究の結果を発表した。

同研究は、268人の男性を対象に「IQ」や「飲酒の習慣」などあらゆる角度から行われ、20億円という研究費と、75年間という長い期間が費やされた。

スタジオではハーバード大学による研究結果に大きな期待が集まったが、大切なのは「人間関係」であることが発表されると、出演者らはあ然。発表によると、「将来性」は、IQや生活習慣とは関係なく、幼少期に母親と温かい関係を築けていたかどうかに左右されるという。

松本人志の反応はどうでも良いが、この研究でわかったこの事実、これがとても重くのしかかる。

黒バス事件(黒バス事件被告人の最終意見陳述と愛着の問題)やサードカルチャーキッズ(TCK)など、いろんな場面で、愛着の問題について考えさせられる。

私が今ちいさい人と一緒に暮らして一番考えていることはこれだ。ちいさい人と自分との間に形成される愛着を安定したものにしたい。自分がPMSを発症したときに一番恐れたのは「このままでは愛着に傷がつく!」だ。

問題は母親との愛着にあると言うが、他の人や土地、文化に対する愛着はどれくらい影響するのだろうか?

国をいろいろ移動したり、いろんな言語に囲まれたり、刺激的だし将来マルチリンガルになるってすごいって思いがちだけれど、実はそんなことはどうでもいいと思っている。モノリンガルでも安定した愛着を持っている人のほうが、マルチリンガルの不安定な人より将来性がある。安定しているというのはとてもとても強い。

母親ときちんと愛着関係が結べていたら、土地や文化に愛着がなくても大丈夫なんだろうか? 大人になったTCKはかつての苦しみを美化し、「なんとかなるもんだよ」って言えるかもしれないけれど、でも例えば思春期まっただ中のTCKはその苦しみを乗り越えられるだろうか?

土地を移動し続けると、世界中に友達ができる。けれども、継続した人間関係は築きにくい。いまはインターネットがあるから関係を続けられるけれど、とても心を許していた友達が遠くへ去って行き、お互いに辛い時楽しいときに、ハグしたりして共感しあうことができない。メールやチャットだけでは伝わらない何かがある。

移動するということは、離別のストレスを何度も何度も経験する。何度も繰り返すうちに、そのストレス、悲しみに打ちひしがれないように、あらかじめ自衛するようになる。つまり、人や文化などにコミットしなくなるのだ。愛さなければ喪失しても傷つかない。そうしたら健全な人間関係など築けなくなってしまう。TCKであることは人間関係を築くスキルに影響はないのだろうか?

母親との愛着関係だけ心配していればいいのだろうか?

我が子は3歳にして「ままちゃんと一緒なら寂しくない」「ままちゃんがいればいい」という。それだけ私の存在は大きい。

私自身は、母親との愛着に問題があり、人間関係もへたくそだ。友達はいつもそれなりにいて、友達と一緒にいるととても幸せな気持ちになる。困ったときに助けてくれるのは親ではなく友達だとずっと感じていた。でも、本当につぶれたときは、友達にも頼れなかった(みんな頼ってくれって言ってくれたけれど)、そんなときに親に頼れないと、とてもとてもつらい。

安定した健全な愛着関係を結ぶって、どうしたらいいのだろう。私と娘の間は大丈夫だろうか。

サードカルチャーキッズ 多文化の間で生きる子どもたち (クロスカルチャーライブラリー)
デビッド・C.ポロック ルース=ヴァン・リーケン
スリーエーネットワーク
売り上げランキング: 76,808
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中