ガブリエル・ガルシア・マルケスの『百年の孤独』を再読した

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))
ガブリエル ガルシア=マルケス
新潮社
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アルゼンチンに来る前、私の中で南米と言えばガルシア・マルケスだった。彼はコロンビアの作家である。私がこのブログを書くときに使っているErendiraという名前も、ガルシア・マルケスの小説「エレンディラ (ちくま文庫)」から拝借している(ちなみに『百年の孤独』にもちらっとエレンディラがでてくる)。

ガルシア・マルケスをはじめて読んだのは「予告された殺人の記録 (新潮文庫)」で、その構成の美に圧倒され、南米には素晴らしい文豪がいるのだと目を見開かされた。その頃私は、自分が南米へ行くなんて言うことは全く思っていなかった。

そして今、再び南米に戻り、友人宅の本棚で見つけた「百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))」を一気に読み終えた。そしてあらためて、ガルシア・マルケスの世界に圧倒されている。

実はこの本はずいぶん以前にも読んだことがある。その時はまだ南米に来る前、スペイン語はcervezaしか知らない頃、英語のペーパーバックで読んだのだ。なぜなら、ぜひ読みたかったが、日本語のハードカバーは3000円ほどするのに対し、ペーパーバックは半額以下の値段だったからだ。しかし自分の英語力では読むスピードがずいぶん遅く、一冊読み終えるのにずいぶん時間がかかった。

One Hundred Years of Solitude (Penguin Modern Classics)
Gabriel Garcia Marquez
Penguin Classics
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今回日本語で一気に読み終え、この本は一気に読んでしまわないと、そのぷすぷすと醗酵するような濃厚な空気感を味わい尽くせないと感じた。

ブエンディア家にまつわる100年にも及ぶその歴史、その愛と憎しみと孤独と智慧と乱痴気をぎゅうぎゅうにつきかためて醗酵させたような小説だ。その歴史の中で何度も繰り返される逃れられない運命の歯車に、まるで絡めとられるようにして生まれ生き死んでゆく人々のそのときどきの歴史の断片が、ことばで紡がれたそばから消えてゆく。

この小説を要約するのは私にはできない。できたところでそれが意味をなすとも思えない。

実は以前、私はこの小説の舞台であるマコンドの街のモデルとなった街アラカタカ行ってみたいと思っていた。けれども今回この本を日本語で一気に読み終え、その気持ちは消えてしまった。それは興味をなくしたとか幻滅したからではなく、マコンドは現実の世界で追い求めていくべき場所ではないという思いを新たにしたからだ。

百年の孤独 720ml
百年の孤独 720ml

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こんなのみつけた↑ マルケスファンの蔵本なのかしら?

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