ヘーグルなる日本発祥右脳開発メソッドがアジアに来てる

HEGL(ヘーグル)という日本発祥の幼児教育がアジアではやってきているらしい。最近お友達がチラシを持ってきた。アジアの国々では「日本から来た」というだけで「素敵! いいことに違いない!」と受け取られがちなので、この友達の「日本式の教育ですって、日本人は頭いい人多いからいいに違いない!」と最初は言っていた。

でも、わたしはヘーグルなんて一度も聞いたことがなかったので、調べてみたらわかったこと。

  • 代表者の名前(へんみるいこ)の表記が複数ある(自信子、宙偉子)
  • 代表者と一緒に設立したと思われる二人の逸見氏はもともと七田メソッドの人
  • 二人の逸見氏の学歴などは不明
  • レビューを探すがほとんど出てこない
  • 超早い速読を「波動読み」と名付けている
  • 波動読みをマスターすると月に1万冊本を読むことを求められる
  • とにかく記憶しまくる系教育
  • 授業料が高い(日本円で月謝が17,000円くらい、週一回1時間)- 現地感覚ではワンベッドルームのアパートの1ヶ月の家賃くらい。でも、死ぬほど高い、ってわけではなくて、ハイソ層向けとしてはちょっと高いけど妥当な感じ。
  • 右脳開発系教育らしい
  • 日本で中学校と高校を作ったらしいが2012年からは休校している

第一印象

  • 個人的には、自分で自分の名前を「自信子」「宙偉子」と書いてしまう人に子供を預けたくない
  • 「波動読み」というネーミングがすごい胡散臭い
  • 学歴、経歴がぼかされているところが胡散臭い
  • レビューがあまりにもでてこないのが不思議、消されるの?
  • 日本は切り捨ててアジアにマーケットを絞ったんだな、この人たち
  • HEGLを日本語ローマ字HEGURUって書いていて余計読みづらい
  • ウェブサイトにあるグラフとかソースが全くなくて信憑性がない(イメージ図、という曖昧な言葉でぼかしてる)

記憶か体験か

ちなみにこのチラシを持ってきた友達も、もともと子供をモンテに入れていたが、最近普通の学校に移った人。本人はモンテが好きだと言っているが、このヘーグルのやっていることはモンテとは対局にある。

モンテは、速く何かを記憶すること、なんてことにまったく重きを置いていない。できるだけ時間をかけて、体を使って、体験から自分で発見して吸収して、という超スローな学びだ。この友達は、モンテから違う学校に子供を動かしてから「あっという間に文字を覚えた、数字を覚えた!」と喜んでいたが、そりゃモンテは遅いよ、そこじゃないから、見ているところは、と言っていた。

モンテは興味を持たないことには手を出さないまま過ぎていくので、親からすると、全然足りない、あれもこれもできてない、と思う人も多いのだと思う。

ヘーグルは、この動画を見てもらうとわかるが、とにかく速く、記憶すること。たくさんの知識を蓄えること。それを目的としているらしい。

本をバラバラバラーッとやって、見えた言葉をピックアップしてそれを要約してあらすじを作る、っていう能力。

確かにすごいなーって思う。わたしこんな速読できないし、できる人いたらすごいなーって思う。実際どれくらい理解して記憶しているのかはわからないけれど、そもそもの情報量が増えるっていうことは、悪いことじゃないんじゃないかと思う。

私自身は、これよりは、体験から学んでほしいなーって思うので、この手の教室に入れる気はないし、もうしばらくモンテを続けようと思ってる。

記憶の重要度

50年前の「頭がいい人」の定義って「博学である」ってことだったのじゃないかとおもう。たくさんの知識を蓄えて、必要な時にそれを取り出せる人。でも、今の時代、記憶はコンピュータがしてくれる、もっと正確に、しかもどこから引用したのかソースも辿れる情報として。

だから、単にたくさん記憶できる、ということが頭が良い、ということにはつながらない時代になってきたんじゃないかと思う。記憶することではコンピュータには勝てない。コンピュータは波動読みより速く正確にキーワドをピックアップして要約することができるんじゃないのかな、今の時代。

頭の良さ、にはたくさんのものがある。例えば学校の成績は悪くても素晴らしい身体能力を備えている人がいたら、その人だって頭がいい。体を動かすためには頭を使っている。

集中力がつくらしい

ヘーグルのレビューが少ないので、ファウンダーがもともといた七田のレビューも合わせて読んでいるが、成果としていいこととされているのが「集中力がつく」というもの。

じっと座ってフラッシュカードを見ることが、小さいうちからできるようになるんだそうだ。つまり、それが面白いかどうかは関係なく、とにかく与えられた情報に対して集中することができるようになる。

これはモンテとは大違い。モンテも集中力がつくが、モンテの基本は「本人が興味を持ったこと」。なので、本人が興味を持たないことには集中させられない。

人間いつか、嫌なことも集中してしなきゃいけない時期が来る。だからフラッシュカードやドッツカードで1歳、2歳からそれを訓練しておくべきか、それとも幼少期はそんなことしないでとにかく興味を持ったことをとことんやるか。どっちがいいんでしょうね。私は後者のほうがいいと思ってるからモンテに入れているけれど、人によっては前者がいいと思うのだろうということも理解できる。

東南アジアをマーケットにしたのはビジネス的に正しそう

自分自身は胡散臭いと思っているけれど、東南アジアをこの手のビジネスのマーケットとして見据えたのは正しいんじゃないかと思う。日本では徐々に脱記憶系になってきているし、胡散臭いな、と思ったらまず調べまくる人がいっぱいいる。

でもたぶん、東南アジアの人には「波動読み」とか「自信子」「宙偉子」といった表記の胡散臭さって伝わらないし、そもそもパンフレットは現地語、逸見氏の名前はRuiko Henmiって表記されるのでわからない。

それに、東南アジア地域には、なんだか「日本のものはなんでも素晴らしい」という雰囲気があるので、日本発祥ですよ、っていうだけで食いつく人は一杯いる。日本人は未だに「東南アジアは貧乏」って思っている人が多いだろうけど、個人ベースでみると一般的日本人よりよっぽど豊かな暮らしをしている人はたくさんいるし、子供にかける教育費の感覚も日本とは比にならないレベルでドーンとかける人がたくさんいる。値段設定もうまいと思う。

月謝17,000円くらいって、現地のワンベッドルームのアパートの家賃くらい。つまり、ワンベッドルームのアパートに住むような層には高いけれど、そこそこの層(超富裕層ではない)から見ると、別にそれほど極端に高いわけでもない。日本発祥だし、新しい方法だし、それくらいするかもね、っていう感覚で払える額。実際友人も「ちょっと高いけどいいものなら払う」っていう感覚。

結論

興味あるなら試してみたらいいだろうけれど、わたしはやらないな。というのが結論。友人にもそう伝えたところ、友人はとりあえず1回だけやってみる、と。そのあと友人と子供達と一緒にプレイグラウンドに行って体や手を使って遊んでいるのを見て「やっぱりフラッシュカードより、体験だよね…」とか揺れている友人の姿があった。

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