図書館で借りてきた本。もうちょっと早く読みたかった、と思った。
実際の子供の絵とそれに関する親のコメントを元に、美術教育の専門家があれこれ言う本。
書かれているのは「子供に形を教えてはいけない」「基本一色で描かせる」「塗り絵は7歳から」などといったこと。形を教えると、子ども自身が自分で発見する機会を奪ってしまう、という。そりゃそうだなぁ、と納得。モンテにも通じる。
年齢と発達によって、こんな順番で絵は進化していくよ、というのも書かれているのだけれど、本来の発達より早くその特徴が見えると、この著者は「この年齢では早すぎる、不自然だ、残念」とばっさり。
実際自分の子の描く絵は、著者の言うのびのびと順調に発達しているという絵もあれば、「不自然に早い」とバッサリ言われるような特徴も持っている。
あまり絵を教えたり、こう描いたら、というのは言わないようにはしているつもりだったけれど、描いて、とせがまれると描いてやっていたので、教えるつもりはなくても教えてしまっていたのだろう。
我が子はお絵描きは大好きなので、できるだけのびのび描かせてやるようにしよう。